冬の空気が澄んでいる甲府。駅前では、星空の下で、弾き語りが行われています。
弾き語りで人と人がつながる
甲府の人は、優しい方が多いですね。目の前を通り過ぎていってしまう人もいるけれど、優しく声をかけてくれて、立ち止まってくれる方もいます。
そう話してくれたのは、TAKUYAさん。20歳。甲府駅での路上活動を中心として、活躍されているそうです。
-路上活動では、どんな方が立ち止まってくれますか。
TAKUYAさん 高校生から年配の方まで幅広い年齢層です。中には、お酒飲んでいる年配の男性からリクエストされることがあります。
リクエストは、往年の曲ばかり。路上を始めた当初、年齢的に知らない曲が多く、残念な思いをさせてしまったこともありした。今は、苦労の甲斐あって、弾けるようになりました。是非、聴いてほしいですね。
-これからの夢はありますか
TAKUYAさん 夢。夢。少し考えさせてください。あ、山梨でCDを出すことです。今後は、バンド活動にも挑戦していきたいと思っています。今、メンバー募集をしていて、キーボード担当の仲間が見つかりました。曲作りをしながら、徐々に活動をしていければいいなと思っています。
-ギターをはじめたきっかけをお伺いしてもいいでしょうか。
TAKUYAさん Justin Drew Bieberに憧れて、ギターを練習しました。彼のようになるまでには、僕には難しいかもしれませんが、とてもかっこいいですよね。かっこいいな。あと高橋優さん。
-尊敬するアーティストがいると、頑張れますよね。
TAKUYAさん 時々、声の音域など、音楽的に成長が難しく、壁にぶつかってしまいます。けれど、憧れの歌手や知り合った音楽仲間がポンと背中を押してくれるんです。このギターを見てください。これを見ると元気になれます。僕の周りには仲間が支えてくれているんだなって。続けることで、音楽の輪が広がっていくのを実感しています。これからも、大切にしていきたいなって思います。
今回取材日の当日は、昼と夜の寒暖差が大きく、夜の甲府駅前は、とても冷え込んでいました。その影響もあり、夜空には多くの星空が輝いていました。その星空の下ですてきな歌声を聴くことができました。TAKUYAさんんは、高音に伸びがあります。力強さの中に、吐息が混ざり合い、歌声の魅力を感じました。