自動で車いすが収納!?県内初、福祉車両が展示されるカフェ
吉字屋グループ山梨トヨペット株式会社のアンテナショップFrascar(旧TSUTAYA甲府南店跡地)に伺いました。
カーライフ情報だけでなく、厳選されたイタリアの食材やワイン、ランチを提供するスローフードショップRegalが併設されています。公式ホームページによると、カフェで食事をしながら、カーライフに関する情報を得られる憩いの場を目指して、Frascarが誕生したそうです。
平成30年6月、吉字屋グループ山梨トヨペット株式会社主催「車の運転支援装置展示会・相談会」が開催されました。山梨トヨペット株式会社によると、Frascarでの補助装置見本紹介やサポートトヨタの紹介ブースは初めて。
サポトヨプラスは快適なお出かけをお手伝いする用品として開発され、さまざまないアイテムが発売されています。
アシストグリップ(シングルタイプ)はヘッドレスト部に装着すると、グリップで不安定な姿勢をサポートすることができます。車に備え付けられていない場合でも後から取り付け(一部者車両を除く)が可能なことや柔らかい感触のグリップで長時間の乗車でも使いやすくなっています。さらに、アシストグリップ(つり革タイプ)は乗車中に腕を高く上げなくても楽に握ることができる設計になっています。
このほか乗り降りの負担を解消するためのステップ。車両への乗り降りを楽にするため、ステップ部分が大きいことや高さ170mmに設計されています。折りたたみ式となっているため、ラゲージに収納することができます。
プリウスウェルキャリーの車両
展示会にあわせて、プリウスウェルキャリーの車両が展示されていました。馬場マネージャーさんはプリウスウェルキャリーで車いすを電動でルーフ上に収納することができることで、収納性が高まり、より安全・快適に運転していただけると思いますとおっしゃっていました。
実際に体験させていただきました。ワイヤードリモコンを使用し、ウェルキャリーの上部をポップアップさせ、ユニットが横へスライドしていきます。
ボディ保護のためのプロテクターと吊りベルトに支えられた車椅子が見え、下降していきます。
車いすの後輪がセーフガイド内に収まっているため、安定しています。
車いすの座面の吊上げバンドから車いすに手を添えながらフックを外した後、
車いすを利用することができます。さらに、雨を防ぐ効果も期待できます。
自操式運転補助装置のFUJICON
有限会社フジオートでは、自分で運転する喜びと自立を支えて半世紀をキャッチフレーズとして、「自操式運転補助装置のFUJICON」を発売しています。
手足が不自由な方のために開発された運転補助装置。装置設計、取り付けをすることにより、アクセル・ブレーキやハンドル、シフトレバーなどの障がいに応じて、操作が出来るようなります。
左アクセルペダルでは、アクセルを左側で操作できるようにしながら、誤って既設のアクセルペダルを踏まないように隠したり跳ね上げたりするなど、安全な設計になっています。
吉字屋グループ山梨トヨペットでは、社会貢献活動「TREAM Project」を立ち上げ、モビリティーを通じた地域社会の貢献や障がいをお持ちの方々への支援・施設慰問等を展開しています。具体的には、山梨ゆかりのあるトップアスリートが考案した競技の運動会を通じて、子供たちが持つ夢のお手伝いなどを行っています。こうした活動がFrascarオープンのきっかけとなったのではないでしょうか。Frascarでは、定期的に車の運転支援装置展示会・相談会の開催を予定。さらに、アーティストの夢、障がいをお持ちの方の夢、家族の夢をサポートしていくそうです。
馬場マネージャーさんは「テーブル席では気の合うお仲間たちと楽しく語り合えるスペースを確保しております。お気軽にお立ち寄りください」とおっしゃっていました。
関係者の皆さま、取材にご協力いただき、ありがとうございました。
Frascar
住所 山梨県甲府市上今井町681-11
電話 055-225-3211
時間 11:00~20:00/lunch 11:30~13:30
定休日 火曜定休
・公式ホームページ https://yamanashi-toyopet.jp/frascar_times
・Facebook https://www.facebook.com/Frascar.mobility.cafe/?ref=bookmarks
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