GLAY×甲府!いつかまたここであいましょう。
平成28年2月8日、GLAY HIGHCOMMUNICATIONS TOUR 2016in甲府が開催されました。山梨県立県民文化ホールでのライブは、7年ぶりとなり、多くのファンが心待ちにされていました。
100年に1度の大雪
前日までの天気予報は、なんと雪マーク。TERUさんは、晴れ男としてファンの間では有名な話です。ですが、ライブに参加される方は、とても心配されたのではないでしょうか。
私は、2年前の記憶が蘇ってきました。100年に1度といわれた山梨県の雪。甲府市内は、人の背丈を超えるほどの大雪に見舞われました。中央道や国道などの主要道路、鉄道は全てストップ。甲府市は、孤島となりました。その様子は、連日各メディアで取り上げられました。
「大雪にはならないだろう」。これまで、私は雪害の経験をあまり感じたことがありませんでした。甲府盆地は、富士山や南アルプス山脈、甲斐駒ケ岳など数々の霊峰に囲まれた場所です。その山のおかげで、雲の流れが変化し、甲府盆地は大雪に見舞われることがあまりありませんでした。八ヶ岳の雲を見ることで、天気が分かる、風が分かると。その言葉は、おじいちゃんや母親から教わってきました。
(甲府駅南口より徒歩5分)
夏には、台風の目が甲府上空を直撃。天気予報から流れてくるニュース。そんな時であっても、予想とは反して、周囲の山が守ってくれました。「ほれみろし。たいしたこんねぇじゃんけ。」 しかし、平成26年2月14日、前日から降り続いた雪は、多くの被害をもたらしました。一晩中、車に取り残された人。帰宅できなくなった人。私たちは、身動きがとれなくなり、命の危険にさらされる状況でした。
(甲府駅南口)
そんな中、各地で炊き出しが行なわれ、多くの人の命を救ってくれました。地域のコミュニティー、人とのつながり。それぞれの地域で暮らす人たちが協力し、危機を乗り越えることができました。
一人ひとりの心の温かさを感じました。これからも、そのつながりを大切にすることで、さまざまな壁を乗り越えていけるのではないでしょうか。
GLAYのお気に入りの場所に認定!?
TERUさんのツイッタ―には、前日に甲府の街を散策する様子がUPされていました。甲府城跡の展望からは、綺麗な景色を見ることができます。
早朝の景色・南側
西側
オリオン商店街
今回の山梨公演では、GLAYのみさなんは甲府と叫んでいました。歌の中でこぉふぅふぅ。MCでも、こうふ。何度も甲府と言ってくれていました。山梨県民・甲府市民にとって、その言葉は誇りに感じました。
7年前、vocalのTERUさんは「約束します。また、必ず戻ってきます」と言っていました。その約束が果たされ7年ぶりの甲府ライブが実現しました。そして新たに、また甲府に戻ってくる約束がされました。
それまで私たちはMUJINKAIを通じて、山梨の魅力を発信して、多くの方に訪れていただけるように願っております。
甲府盆地は、まだまだ寒い日が続きます。冬の風にひとり吹かれて、笑顔の多い日ばかりじゃないかもしれません。春までは山梨県民文化ホールから見えた富士の鼓動を感じながら、生きてく強さを胸に抱き、奇跡の果てを信じましょう。休日は、Azusa &Kaiji Limited Expressに乗って、ずっと2人で行きたかった思い出の場所を訪れてみてはいかがでしょうか。